間も無く新年だが

今年も後数時間で暮れる。つい先日正月だったのにと、日の経つ速さにまごつく。
今年は政権交代が起こり、民主党政権が誕生した。一つの党が長く政権を握ったままだと、必ず腐敗やマンネリに陥るので、政権は時々交代せねばならぬとはかねてよりの自論。故に政権が自民党から代るのは良いとして、受け皿が今は民主党しかないのが不安だった。
民主党マニフェストから隠した案件が、実は党の本音であろう。現に小沢一郎幹事長は在日外国人参政権付与を口にし。千葉景子法相は人権侵害救済法案を提出すると言明した。どちらも政策集に載っているが、マニフェストには載せず、選挙の論点になるのを避けた案件である。選挙後、これら案件を党内で議論した形跡もなく、それどころか小沢は党議拘束を掛けてでも通そうとしている。鳩山首相マニフェストは国民との約束だと言った。その論理から言えば、マニフェストに書かれていないことは約束ではないし、国民の審判も受けていない。それを党内の議論も封殺してまで強行しようとするのは絶対に許されない。この事態を予感したのが、民主党に不信感を抱いた原因である。
外国人参政権人権侵害救済法案以外に、一国二制度、移民1000万人受け入れなど、国の根幹に関わる事項はも前から政策集に載っていた。敢えて言う。これらは売国政策である。売国政策は前から準備していたが、我が国の成長戦略は全然練られていなかったらしい。昨日発表された政府の新成長戦略に係る首相発言を見ると、「いろんな議論の中で、わずか2週間の後に骨格を作れと申し上げたんでありますが、基本政策、基本方針というものが、出来上がりました。」と言っている(ココ)。泥縄ではないか。
売国政策は何年もかけて練り上げながら、国の成長戦略はたったの2週間。全くふざけた話で、早く民主党政権をつぶさないと日本が消えてしまう。暗澹たる思いがする。これでは新年を祝う気持ちにもなれない。初詣では民主党政権が一日も早く崩壊するよう祈るとしよう。