伊方原発の重大事故を想定した広域避難訓練

伊方原発の重大事故想定したと証する広域避難訓練が行われた(ココ)。訓練を重ねるのは良いのだが、伊方原発の想定が甘すぎ、ピンボケではないかと強く感じる。
地震学者が警告するのは、最大級の巨大断層である中央構造線までの距離が原発から6kmしかなく、こんな近距離では地震の縦波と横波が到達する時間差が無いので、制御棒を挿入する間がなく、原発の自動停止が不可能だと言う点である。四国電力はこの指摘について何も答えていないし、今回の訓練でもそのような事態は想定されていない。
今一つ甘いと思うのは、道路も通信機能も総てに異常を想定していないらしいことである。最悪の事態を想定した訓練なら、もっと厳しい条件を想定することが必要ではなかろうか。
伊方原発については厳しく見直すことを、四国電力に要求する。