遺跡からの警告 厚さ1mの堆積物

今朝の愛媛新聞の「遺跡からの警告 何回トラフ編?」は目の玉が飛び出るような仰天する記事だった。
その記事によると高知大の岡村真特任教授が、2010年に土佐市の蟹ヶ池で約2000年前の巨大津波が運んだと見られる厚さ1mに及ぶ津波堆積物を発見したのだそうだ。それまで国内で知られている津波堆積物は厚さ数mmから10cm程度だったので、多くの研究者は仰天し、始めは半信半疑だったそうだ。その後高知大は各地で2千年前の巨大津波の跡が見付けており、少なくとも南四国は1707年の宝永地震の時より高い津波に襲われたと見られていると言う。
遺跡が伝える昔の記憶をしっかり見極めることが大切だ。