福島二号機の真実

昨夜というか、今朝の深夜番組で吉田調書のドラマの最終部分を観た。そのドラマによると、福島の二号機は大変危険な状況になっていたらしい。格納容器が爆発寸前で打つ手が皆無と言う状況だったが、四号機の爆発の影響で二号機の格納容器が部分的に損傷して洩れが生じ、内部圧力が下がって爆発を免れたとか。神の助けという他無い。
福島原発で想定したより遥かに大きな津波に襲われる危険有りとの報告が出た時、直ぐ対策していればこのような危険は避けられた筈。それを無視したのか握り潰したのか知らないが、何ら対策しなかったために今日の状況を招いたにも拘わらず、東電はあのように大きな津波は想定出来なかったと嘘を言った。
この隠蔽体質というか、物事に正面から向き合おうとしない体質が恐ろしい。この体質は東電だけでなく、四電も同じ。
伊方原発に関して多くの研究者達の様々な指摘、警告に知らぬ顔を決め込む四電の態度は無責任の窮みと言うほかない。福島の教訓を学ぼうとしない態度は全く理解できない。四電がこの態度を改めないからには、伊方原発の運転再開を許すことは出来ない。