震源が南西に広がり始めたが、その先は?

14日の最初の地震から震源は大分ー熊本構造線に沿って北東へ広がって行った。それが今日になり最初の震源より南西の位置を震源とする地震が起きた。これは一連の地震が大分ー熊本構造線に属する断層帯震源とするものであることが明瞭になったと言えよう。
そのことが中央構造線の活動の始まりであったら、今後益々大きな地震が連続することになる。何れにせよ今回の九州中部で発生した地震が、従来の地震とは何か様子が違うのが不気味である。14日に最初の地震が起きた時、熊本地震命名されたが、16日により大きな地震が発生したのを受け、これが本震で先の地震は前震と訂正された。しかしその後の展開を見ると、熊本地震ではなく九州中部地震群と変更するのが適切な状況となった。それが更に広がれば日本列島大地震群とでも呼ばなければならぬ事態になってしまう。地震は人間の手の及ばぬ自然現象であるから、人間に出来ることはそのような酷い状態にならぬよう祈ることしかない。