二人の稀勢の里

今日の稀勢の里は強かった。左押っ付けで寄り立て、栃煌山は何も出来なかった。文句なしの圧勝。だが昨日は別人で、取り口は無残で相撲になっていなかった。強い稀勢の里と弱い稀勢の里。全くの別人。
この違いが出るのは「心技体」のうち、稀勢の里は未だ「心」が出来ていないことを物語る。伊達選手が言った極限集中状態、つまり無の境地に到達していないと言うこと。彼に必要なのは精神修養で、常に無の境地で相撲を取れるようになること。その境地に到達すれば横綱は向こうからやって来る。何でそこが分からないのか、本当にじれったい。