政府のコロナ対策が遅いのは官僚のせいか?

 どうも政府のコロナ対策はしょぼくて遅い。マスクの配布にしても、一人10万円支給にしても、さっさとやれと怒鳴りたくなる。治療薬のアビガンの承認も、随分先との話だった。それを安倍首相は5月末までに承認すると言い切った。

 実の所、米国のレムデシベルを異例の速さで承認すると聞いた時、何故アビガンの承認も急がないのかと疑問を感じた。それはどうやら厚労省の役人どもの抵抗で進まなかったのだと言う。そのような状況下でレムデシベルが承認されたら、アビガンの承認を何故急がないのかと言う反発が当然激しくなり、それは厚労省に対する強い圧力となる筈だ。それを見越してレムデシベルの承認を急いだと見る見解である。そして予想通り厚労省に圧力が掛かり、5月末承認と言う運びとなったと言う。つまり官邸がやっと厚労省を従わせたと言うのである。それが当たっているかどうかは知らないが、大いに有り得る話と思った。それは役人どもの本性だからである。その役人の性と言うものを、若い頃いやと言うほど思い知らされたことがある。それは何十年経っても直らぬものらしい。コロナ対策がしょぼくて遅いのも、恐らくは役人の抵抗があるためであろう。それの改善方法は、アメリカのように、政権が代われば役人の責任者も代えるようにすることだと考える。これを実現するにはどうしたら良いか、名案が欲しい。