州股の考え方もう一つ

川俣・河股が二つの川の合流点(分岐点)と推測する見方がある。つまり2つの川が股状になっている所である。この考え方を取るなら、州股は川の両側に伸びる砂州となる。即ち、川の両側に伸びる砂州が股を広げたように見える場所である。州股川とは、そのような州股が幾つも存在する川という意味であろう。州股(今は墨俣)と言う地名は、その典型的な場所、或いは州股が集中している場所と言う意味ではないか。こう考えれば、州股と言う地名と川の名は、墨俣の辺りとそこを流れる長良川の特徴を的確に捉えた名称と言える。