当たらない年賀はがき

一昨年までは切手が何枚も当たっていたのに、昨年から様子が変わってしまった。去年は0、今年は2枚。当たる確率は一様だが、現実は随分と偏りがある。昔、会社の海の家の最終日に、ささやかな景品の抽選会をやっていたが、二年連続同じ人が一等を当てたことがあった。アメリカでも巨額の宝くじを、二年連続して当てた人が居た。ドラフトでも或る時期タイガースが籤運に恵まれ、何年か連続して目玉選手を獲得したことがある。余談だがタイガースは後年、それら目玉選手を全部放出してしまった。これは自分で強運を手放してしまう愚行ではなかったか。
籤というものは、当たる確率は理屈の上では皆同じだが、それが実現するには無限回数繰り返すことが前提となる。同じ籤が無限回数繰り返されることは、実際には有り得ない。このことが偏りの原因なのだろう。年賀はがきが当たらなかったことから、自らを慰めるぼやき。お粗末。