伝説の大投手沢村栄治の動画が発見された

語り亭で沢村投手のピッチングの動画が公開された。沢村投手のフィルムは残っていないと言われていたが、昭和11年に洲崎球場で行われた日本一を決める決勝戦を、観戦者がスタンドから写した動画を偶然見つけた人が紹介したものだ。良くぞ残っていたと感謝のほかは無い。
金田投手がそれを観て、自分の投げ方と全く同じで、股関節が柔らかい人だけが出来る素晴らしいフォームだと言っていた。映像解析から、150km台後半のスピードが出ていたと推定されていた。この試合の前沢村投手は三試合に投げ、この試合は前川八郎投手をリリーフした。相当に疲れて居た筈だが、それでも150km台後半とは本当に凄い。疲れていなければそれこそ160km台のスピードが出たのではなかろうか。何しろ当時のタイガース打線を抑えることが出来たのは沢村投手しか居なかった。如何に沢村投手が凄かったかを物語る事実である。17歳の時、来日したベーブルースやゲーリッグを擁するMLBチーム相手に、負けはしたが1−0の快投を演じたのだから凄いとしか言いようが無い。昭和19年に戦死したのが惜しまれる。
今日は語り亭で良いものを観ることが出来た。