熱中症?

今日甲子園の試合を観ていて、3人の選手が脚が攣ったのを見た。放送でも熱中症を起こさぬため、水分補給を怠らぬようにと繰り返していた。だが本当に水分不足が原因で熱中症になっているのだろうか。足りないのは塩分始めミネラルではないのか。
昔は熱中症でなく日射病と言っており、日射病にならぬよう気を付けろとしばしば言われたが、実際に日射病になった者をみたことが無い。その頃は運動中に水を飲んではいけないとされ、今と比較すると殆ど水分補給などしなかった。それなのに日射病になる人を見た覚えが無い。
今は脚が攣ったり熱中症で病院に運ばれる人が跡を絶たない。昔と較べると水分補給は十分と思われる。昔より摂取量が減ったのは塩分である。今不足しているのは塩分を始めとするミネラルでは無いのか。胃癌予防のため、近年塩分の摂取量が極端に減っている。発汗するとただでさえ少ない塩分が排泄されてしまい、塩分不足に拍車をかける。塩分以外のミネラルも同様であろう。例えば鉄分。昔は鉄の釜でご飯を炊いていたので、釜から鉄分が供給されていたが、現在の炊飯器では鉄釜をつかっていないので、鉄分が不足気味と聞く。熱中症予防のため水分補給を強調するのは或る意味逆効果では無いかと心配する。水分を沢山摂り、汗が増え、それが塩分やミネラルの排泄を増やし、結果として熱中症を増加させているのではないか。強調すべきは塩分及びミネラルの摂取であろう。そう考えないと昔は日射病が無いのに今熱中症が多い理由を説明出来ないと思う。如何なものだろうか。