米国はそこまでやるか

 トランプ政権はアメリカの歴代政権と違い、中国の無法行為をとことん排除しようとしていることは早くから見て取れたが、その目標達成のために、中国を米トル決済システムから追放しようとしているのだと言う。そのためには例えば或る銀行に中国要人の個人口座が開かれていたら、その銀行はその口座を閉じなければならない。これはその要人に対する制裁であるが、もしその銀行が口座閉鎖をしなかった場合には、その銀行の頭取や役員が制裁対象となるらしい。これは制裁に協力しない所は制裁を受けるということ。

 トランプ政権はそこまでやろうとしているとは想像も出来なかった。驚きの一語に尽きる。そこまでやったら米国自身にも損害が出るだろうが、それでもやると言うのは腹を決めているからに他ならない。日本の政府も企業もこの事態をしっかりと認識して対処しなければなるまい。