ジーコ引退会見で体力不足を指摘

ジーコが記者会見で、私はサッカーの哲学を教えたと述べた後、今後日本が取り組まねばならぬ課題をずばり指摘した。基礎体力を向上させろと言う指摘。それも代表になってから体を鍛えるのでなく、子供のうちから鍛えて体力を付けろと言う。その通りだ。戦後日本人の体格は向上した。しかし体力は却って落ちている。
随分まえから式典で30分も立っていると倒れる者が出るようになったが、我々の子供のころには考えられないこと。炎天下で1時間ランニングしても落伍するものなど居なかった。中学に入ってすぐ10kmの全校マラソンがあったが、早い遅いはあっても全員が完走した。それと比べると今の子供達はひ弱と言わざるを得ない。ジーコは最後に日本人の体力の弱さをずばり衝いてくれた。だが外国人に言われなければ改善出来ないのは情けない。文部科学省もマスコミも先制達も、体力について何も言わないのは何故?