愛媛大学栗原宏文教授「歴史洗脳を解く」(扶桑社)について

首相の靖国神社参拝の是非〜メディアによる洗脳教育のカラクリ 小島 茂(日本の姿と心編集長)』に次のように述べられている。

この本は、大学で学生が歴史教育に関してどの程度洗脳されてるのかを明らかにした貴重な資料である。日本は北朝鮮を洗脳国家と非難するが、日本も同様にひどい洗脳国家であるという。
受講生のひとりの女子学生が、身近な洗脳を探るために、家族に靖国神社参拝問題や東京裁判について母親と弟にたずねてみた。すると驚くべきことに、母親はメディアがテレビや新聞で報道している内容とそっくりなことをまるでメディアの操り人形のように同じ調子で語りはじめた。洗脳とは、メディアなどの情報を何の疑いもなくそのまま鵜呑みし自分の考えと一体化することであるが、母親はまさに洗脳状態だったという。
そこで、女子学生は、靖国神社に祀られているA級戦犯は、戦勝国が敗戦国を一方的に裁き、国際法を無視した違法な裁判のなかで、A級戦犯にされ有罪となり絞首刑を受けたた人たちであり、政教分離の問題ではないと説明したところ、母親は娘が何か悪い思想に洗脳されたと思ったのだろう、異端児を見るかのような眼差しを差し向け、日本人として日本が過去に犯した過ちを償わなければならないと繰り返すのみだったという。東京裁判の違法性を訴えたインドのパール判事の話をしても決して受け入れることはなく、まさに「異なる考えを感情的に排除し、受け入れようとはしない」という洗脳状態にあることを露呈した。
次に高校生の弟に靖国問題東京裁判について質問したところ、まったく知らなかった、名称すら知らなかったという。しかし彼女はさほど驚かなかった。彼女自身高校生のとき知らなかったからという。しかしこの脱洗脳授業を受けなかったら母親のようになっていただろうと断言する。

戦後60年を経てもなおGHQが行った洗脳から脱却できない現実を見ると、洗脳と言うものの恐ろしさに寒気を覚える。洗脳された者は自分が洗脳されていることに気付かない。これも洗脳の恐ろしさの一面である。洗脳を解くには具体的な事実を見せ付けるしか無いだろう。それも単発でなく、繰り返し行わねばなるまい。そして早く民族の心を取り戻すこと。さもないと日本は特亜の餌食になってしまう。