冠山で寶厳寺が見える場所をやっと見つけた

冠山は木が茂っているので、寶厳寺を見通せる場所が判らなかった。今日寶厳寺に行き、上人坂の延長線が冠山のどの辺りになるか確かめ、それから冠山に登り、目印を頼りに、木の枝葉の隙間を一つ一つ寶厳寺の方角と思われる方向を丹念に覗いて行った。すると寶厳寺の本堂が見付かり(写真1)、別の隙間から山門の屋根が見え(写真2)
、上人坂の見当もつき、上人坂は中島神社の真裏に向いていることが確認できた。その線を延長すると多分七郎明神に行き当たるだろう。そうとすると、七郎明神は意味深長な場所に設けられたものだ。
【写真1】ほぼ中央に寶厳寺本堂の屋根が見える。
【写真2】ほぼ中央に見えるのが寶厳寺山門。右端の建物は湯神社社務所
【写真3】中央の坂が上人坂で、その突き当たりが寶厳寺山門。昔は上人坂の一番下に山門があり、上人坂の両側に6つずつ寶厳寺の支院があった。一遍上人はその一つでお生まれになった。つまり昔の寶厳寺は、今石碑が立つ辺りから先一帯に広がる大寺であった。
【写真4】上人坂の途中から見た冠山。坂を下りて右に行くと道後温泉本館、左に行くと湯築城跡。冠山も湯築城の丘と同じく岩山。