宇高連絡船今日で終了

 宇高連絡船が今日で終わる。そう聞くと懐かしさが込み上げて来る。本州から四国に行くには、瀬戸大橋が出来るまでは当然のことながら船で瀬戸内海を渡るしか無かった。

 先ず第一は、大阪・神戸から高松や松山を経て、佐田の岬を廻って宇和島へ行く航路。これは確か宿毛まで行っていたと記憶する。昔は宇和島へ行くにはこれしか無く、子供の頃宇和島まで行った覚えが有る。次は宇野と高松を結ぶ宇高連絡船。戦後、かなり早い時期に、急行瀬戸を車両ごと船に積み込んで運び、東京から宇和島まで乗換なしで行けた時期がある。東京から宇和島まで一度利用したことがあり、眠っている間に海を渡り、気が付いたら四国を走っていた。丸一日掛ったが、その時は便利さに驚嘆した。三番目は三原、広島、岩国、柳井などと松山を結ぶ高速艇やフェリー。これらも全部利用したことが有る。

 瀬戸大橋やしまなみ海道などが出来て海運が廃れて来たが、船の便は意外に便利である。これを無くさないさで欲しい。