戦艦大和の最期(続き)

出撃を前にして始まった自分達の死の意義を巡っての激論、はては殴り合いの喧嘩まで起きたが、それを収拾した哨戒長の臼淵大尉の言葉。

進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじ過ぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって、真の進歩を忘れていた。敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。俺達はその先駆けとなるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか。

戦後60年、日本人は臼淵大尉の言葉に恥じない国作りをして来たか。特定アジア三国が捏造する歴史に媚びへつらい、自らの戦いを侵略戦争と称する自虐史観を横行させては、彼らは浮かばれない。
扶桑社教科書の不採択運動に中核派が深く関与しているとの報道が最近流れたが、そんなことは判りきったこと。戦後GHQが施したマインドコントロールから覚醒し、国の誇りを取り戻し、彼らの、そして我が兄の死に報いねばならぬ。