ままならぬ雨

雨の降り方は東・中・南予三者三様で、愛媛新聞によると『県内雨三様 東予水不足、松山で慈雨、南予で災害』と言う結果になった。東予の水不足は深刻。2日から4日にかけての雨量も僅かで、給水制限を強化している。東予の状況を同紙は、『東予地方の4日午後5時現在の雨量は三島11ミリ、新居浜16ミリ、玉川21ミリなど11―35ミリにとどまった。確保貯水率低迷が続く四国中央市銅山川三ダム(富郷、柳瀬、新宮)近くの四国中央市富郷では、2―4日(午後5時現在)の総雨量でも66ミリと少なく、確保貯水率(同)は19%と微増だった。3ダムでは4日午前零時から、取水カット率を工業用水50%、上水道と農業用水はそれぞれ15%に強化する第5次取水制限に入った。これに伴い、四国中央市上水道減圧調整や学校プール休止などの節水対策を開始。宇摩地域での減圧・プール休止は1994年以来13年ぶり。』と報じている。これこそ酷い格差だが、地勢が齎すもので、東・中予は常に水不足の不安が付き纏う。天気を制御することは出来ないので、この不安解消法は海水淡水化しかないと思うが、行政は馬鹿の一つ覚えのように、取水制限を繰り返し、後は運頼み。異常気象が年々酷くなる現状を考えるなら、豪雨災害と渇水も益々酷くなるのではないか。行政は手を拱いていないで、一刻も早く決断すべし。明日では遅すぎる。