大阪府立大の長沢啓行名誉教授が伊方原発の再稼動は危険と講演

大阪府立大の長沢啓行名誉教授が昨25日(土)松山市で開かれた講演会で、伊方原発の再稼動は危険であると述べた。危険とする理由は、第一に、福島原発東日本大震災震源が遠かったので制御棒を投入できたが、伊方原発では間に合わない。第二に2008/6/14岩手・宮城内陸地震で4,022ガル、2004/10/23新潟県中越地震では2,515ガルが観測されているのに、四電が想定している地震の最大加速度は570ガルと余りにも小さ過ぎる。更に、7月施行予定の原発の新規制基準案について、設計基準事故を単一故障にとどめ地震による同時多重事故を想定外としている点などに疑問を呈した。
長沢名誉教授の指摘は素人の我々でも判ることで、当ブログでも過去に何回も述べたことである。長沢名誉教授や高知大の岡村教授の指摘を無視する四電や、四電の対策は十分と評した中村知事は正気かと疑いたくなる。そんな態度で終止した挙句に福島のような事故を引き起こしたら、それは完全な犯罪行為である。
【参考記事】
「伊方再稼働は危険」 大阪府立大名誉教授が講演  2013年05月26日(日)
【愛媛】長沢啓行講演会「伊方原発は地震に耐えられるのか」2013/05/25
5月に長沢啓行講演会、6月に作家・片山恭一講演会! 2013年5月13日