琴の若引退

佐渡が嶽親方今日で定年。琴の若は明日から後を継ぐため、今日の相撲が最後。常に若々しい相撲を取った琴の若に心から賛辞を送りたい。
だがその最後の相手駿傑の相撲にはがっかりした。角界の大先輩を送る一番であるからには真っ向勝負を挑むのが、長年の功労者に対する餞と言うものだろう。それを立会いの変化で逃げるとは、心無い仕業と言うべきである。協会も最後を飾るに相応しい相手を何故選ばなかったのか。心の通い合う一番で琴の若を送って欲しかった。